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猫の脱走防止柵DIY|愛猫の安全を守るオリジナル窓用柵の作り方【完全ガイド】

  • 2月22日
  • 読了時間: 12分

更新日:1 日前

窓辺に設置されたDIYの木製格子柵の前で、2匹の猫がクッションの上でくつろぐ様子。格子の間から差し込む強い日差しが、猫の体やクッションの上に美しい縞模様の影を落としている。逆光気味の光が室内を暖かく照らし、安全と安らぎが共存する静かな日常の風景。
|格子柵の前で|窓辺でくつろぐ猫達。天気の良い日は、安心して窓を開けられ、猫達と一緒に風やにおいを心地よく感じることができる。

本日は2026年2月22日、あちこちで「猫の日」の楽しげな話題を耳にします。

そんな賑やかさを微笑ましく感じながらも、この機会に何か綴ろうと思いました。


思い浮かんだのは、愛猫たちとの幸せな暮らし。それを当たり前にするための日常の「安全」への備えについてでした。

具体的には、これまで試行錯誤を重ねてきた「脱走防止柵」の記録。これを一つの記事にまとめてみよう、と。


窓辺は、彼らがくつろぎ、外の世界とも関わりを持てる大切な場所。

その開口部の安全を整えることは、単なるDIYを超え、愛猫との心地よい暮らしを「形にする」という、極めて意義のある行為だと捉えています。


今回は、特に窓に取り付けるタイプに焦点を当て、その設計の考え方と制作プロセスを共有できればと思い立ちました。



住宅の引き違い窓に取り付けられた、DIYによる木製の猫脱走防止柵。落ち着いたダークウォルナット色の縦格子が並び、歪み防止の斜め部材(筋交い)が一本入っている。窓枠の上下には自作の敷居と鴨居が設置されており、柵は右側に寄せられた状態。和モダンで清潔感のある空間。
格子柵 [1]|機能性と意匠を両立させた、自作の窓用格子柵。

塗装後、乾燥の為に屋外のコンクリート壁を背景に立てかけられた、DIY製作による木製格子柵の全体像。ダークウォルナット色に塗装されており、上下の枠材に等間隔で縦格子が固定されている。対角線上に一本の筋交いが入り、全体の歪みを補強している構造が確認できる。
格子柵 [2]|歪み防止筋交いが入った柵の全体像。

【目次】



1.なぜ自作するのか


2.材料・道具


3.猫 脱走防止柵 DIY 下準備


4.敷居・鴨居の制作/取付


5.建具「格子柵」の制作


6.バージョンUP・補足ポイント


7.まとめ




1.なぜ自作するのか


窓辺は、家猫たちにとって外の世界と繋がれる特別な「指定席」です。

光を浴び、風の匂いを嗅ぎ、流れる雲を眺められる。そんな場所を守りたいと思うのは、家族として自然なことではないでしょうか。


しかし、既製品ではそのどれもが、サイズ・デザイン・日々の使い勝手において、何かしらを妥協するしかなく、満足のいくものがありませんでした。

「無いなら創る」。今回ご紹介するのは、試行錯誤を経て辿り着いた、現時点での『猫の脱走防止柵DIY集大成』です。


本格的な造作ゆえに手間はかかりますが、だからこそ確かな信頼と愛着が生まれ、仮にこの設計通りでは収まらない場合でも、工夫次第でそれぞれのお住まいに合わせた形を見つける一助となるはずです。


何より、猫たちと共にある穏やかな暮らしを損なうことなく、確かな安心と美観を自らの手で設えたい。

少し大仰ですが、その想いで重ねてきた経験が、同じように想い悩む愛猫家の方々へのヒントになれば嬉しい限りです。




2.材料・道具 【前提】 開口部サイズ感 ≒ W1700×H1000mm程度

・開口部形状:引き違い ・柵取付幅:窓のサッシ枠から42mm以上必要 →以上のサイズ感を前提とし設計・説明していますが、記事の内容を理解してもらえれば寸法などアレンジ可能です。



■材料

カテゴリ

項目・規格

数量

備考(用途・ポイント)

木材:SPF材

1×1(ワンバイワン)・6F

※6F(フィート)≒1820mm

15本

木材:胴縁用

40×16×2000mm

4本

・柵の「枠」「筋交」用 厚み16mmを基準とする

木材:構造用合板

構造用合板

910×1820mm(厚)12mm

1枚

・「敷居」「鴨居」用

・(厚) 9mmでも可 → 設計寸法が変わるので注意を

※木材:バルサ材

幅15×長600mm(厚)2mm 程度

1枚

・ストッパー用 カッター加工容易

接合材:コースレッド

細軸/スリムビス (3.3×25mm)

1箱

・100本(1箱)程度 ・木割れ防止のため細軸の使用必須

接合材

木工用ボンド

1個

・接着用 速乾性を推奨

仕上:下地

紙ヤスリ(#60~#80 番程度)

2~3枚

・表面のバリ取り、整え用

仕上:塗料

オイルステイン or 水性ステイン

1缶

・200~500ml程度

・オイルステイン 「ワトコオイル」推奨

補助(任意):下地材

・ビス下地用アンカー(20本程度)

・ 外部用強力両面テープ

必要量

・下地状況に応じて使用

※用語の詳しい解説・補足は[こちら] 【重要POINT】

 木材は、反り・節がなるべく無いものを選ぶことが大事です。  →反りは歪みになり、節は加工の際、割れの原因になります。

●「柵」枠の材料: 40mm×16mm(胴縁用)木材を「柵」の枠にしています。

→ この胴縁用の厚み(16mm)に合わせて、敷居・鴨居を設計しています。

● 「柵」枠の厚み:敷居・鴨居の溝幅は、この厚み+2mm程度で考えると良いです。

→ 今回の場合は、16mm (柵枠の厚み) + 2mm = 18mmが溝幅の設計サイズになります。(※3項(1)参照



■道具

区分

道具名

用途・補足

必須:測定

・コンベックス

・定規

・筆記具

スチール製の巻き尺を推奨

必須:加工

・のこぎり

・軍手

「ゼットソー / 7寸目」を使用

必須:固定

・クランプ (5〜6個)

接着時の保持用 100均でも可

必須:仕上

・刷毛 ・養生シート

・ビニール手袋

塗料を塗布時に使用

便利:加工

・電動ドライバー

・電動ドリル

下穴あけとビス打ちの効率化

便利:加工

・ランダムサンダー

ヤスリ掛けの労力大幅削減

■ 補足:用語説明等

※ここは読み飛ばしていただいても構いません。補足説明です。

  • 1×4(ワンバイフォー): 19mm×89mm。DIYでよく使用される規格材。6F(6フィート)≒1820mmが一般的でコスパが良い。

  • 1×1(ワンバイワン): 19mm×19mm。縦枠が短い窓であれば、1本で2本分とれますが、今回少々長さが足りません。

  • 胴縁用: ホームセンターで手に入る下地用の木材です。一般的には「幅約45mm×厚み約20mm」の規格が多いですが、今回は幅40mm×厚み16mmを使用しました。 杉(軽くて柔らかい)や赤松など種類がありますが、どちらでも問題ありません。「胴縁用」という名称に縛られず、あくまでこのサイズ感の木材を使うことがポイントだと捉えてください。

  • 敷居(しきい): 下レールのこと。レール溝は浅い。溝深さ:通常 3mm~ 4mm程。今回 5mmで設計。

  • 鴨居(かもい): 上レールのこと。レール溝は深い。溝深さ:通常12mm~15mm程。今回13mmで設計。

  • 筋交(すじかい): 斜めに入れる構造補強用の部材。歪みを防止する。

  • 構造用合板: 910mm×1820mmの規格サイズが一般的。今回、厚み12mmを使用(9mmでも構いませんが、設計寸法が変わるので注意してください)。ホルムアルデヒドに配慮されているため、通常の合板より構造用をお勧めします。今回カットして使用するので材料としてはかなり余るが、コスパは良い。

  • バルサ材: カッターナイフで加工できる柔らかく薄い木材。クラフト模型などによく使用される。

  • コースレッド(細軸/スリムビス): 一般的な木材用のビスです。木材の厚みを変更した場合は、それに応じた長さを選んでください。太さとしては「3.8mm・4.2mm」が主流ですが、木材の割れを軽減するために「細軸/スリムビス(太さ3.3mm)」の使用を必須として下さい。

  • 紙やすり: 番手が若くなるほど、目が粗くなる。60~80番手あたりが今回の作業では扱いやすい。サンダー(特にランダムサンダー)があると作業がはかどります。

  • コンベックス: スチール製の巻き尺。

  • のこぎり: 「ゼットソー/7寸目」が、木材の加工がしやすくお勧め。使い捨ての替刃タイプなので、新規購入の場合ハンドルとセットになっているものを。

  • 塗料: 「ワトコオイル(イギリス製)」を使用。布で拭き取って塗布するためムラになりにくく、乾いたとき手触りも良い。亜麻仁油をベースにした植物由来の成分なので、猫にも優しくお勧めです。今回使用した色は「ダークウォルナット」。

  • クランプ: 接着時にボンドが乾くまで挟んでおく道具。100円ショップ等でも入手可能。

  • ビス用のアンカー: 種類が多々あります。下地が石膏ボードなどで鴨居取付時にビスが効かない場合に使用。(今回のビスだと「アックス/エフプラグ/F5-25B」「ダンドリビス/かべピタ!ミニ」等が扱いやすいかと思います。)

  • 外部強力両面テープ: 耐候性がある外部用をお勧めします。

  • 電動ドリル: 電動ドリルはビスの下穴に使用します。下穴をあけることで、ビスを打った時の木材割れを防ぐ効果があります。




3.猫 脱走防止柵 DIY 下準備

ホームセンターのカットサービスで、以下の寸法にカットしてもらうとスムーズです。

1×4(ワンバイフォー)材を縦方向に4分割して細長い棒状にカットした木材が、8本並べられている様子。無垢の木目が美しく、これから格子柵の縦桟(たてざん)として加工される前の下準備の状態。
材料 [1]|1×4材を縦に4分割カット。写真は2枚分(8本分)。

1)「構造用合板」を縦(1820mm)方向にカット

・18mm幅:7本

(内訳:敷居用3本・鴨居用1本・予備2本・窓固定用1本

・25mm幅:4本

(内訳:鴨居用2本・予備2本) 2)「柵」の縦格子材の用意


・「1×1材」:15本  or

・「1×4材」:縦方向に4分割カット:4枚分=16本

※ホームセンターのパネルソー(機械)でも縦挽きカットは断られる場合があるため、まず可能かどうか確認の上購入されると安心です。

※最初から1×1材(19mm角)を必要本数揃えると最もスムーズです。 (※横幅860mmの場合、30mm幅で割付けとし:1×1=15本)



4.敷居・鴨居の制作/取付


12mm厚の木材を「コの字」型に組み合わせて自作した、鴨居(上レール)と敷居(下レール)の断面写真。左側の鴨居は溝の深さを13mm、右側の敷居は溝の深さを5mmに設計している。この深さの差によって、格子柵を上下に動かして着脱できる仕組み。各部材の幅や厚みが赤字で詳細に記載されている。
制作 [1]|敷居・鴨居の造作。構造用合板から切り出した部材を組み合わせることで、建具の着脱に必要な「溝」を制作します。溝は上が深く、下が浅い。このシンプルな構造が、スムーズな動きと脱落防止を両立させます。

1)窓の全体幅を測定(例:1725mm)

2)敷居:18mmで切り出した3本 →「コの字形」に組み、ボンドで接着

3)鴨居:18mm部材を中心に25mm部材で左右から挟む →「コの字形」に組み、ボンドで接着

4)クランプで固定し、はみ出たボンドは布で拭き取る

5)ボンドが乾いたら、測定した窓幅に合わせてカット、ヤスリ掛け、着色を行う 6)枠にビス止め(必要に応じアンカーや強力両面テープを使用)



3枚の連続写真による敷居・鴨居の製作風景。左:構造用合板をコの字型に組み、赤いクランプで固定した断面のアップ。中央:溝内にはみ出した木工用ボンド。乾く前にしっかりふき取ること。右:ブルーシートの上で、長い部材を複数の黒いクランプで均等に固定している様子。木工用ボンドのボトルが横に置かれている。
材料[2] |クランプで数カ所しっかり挟む。溝内のボンドのはみ出しは建具の動きを阻害する為、乾く前にしっかり拭き取る。
窓枠のサッシ部分に、自作した鴨居と敷居を取り付けている様子。赤い矢印と円のグラフィックで、上部の鴨居と下部の敷居の位置関係を示し、「上下位置が垂直になるよう取付」という説明テキストが添えられている。柵をスムーズにスライドさせるための、設置精度の重要性を強調した図解写真。
設置 [1]|敷居と鴨居の取付。赤いラインのように、上下の溝位置が垂直に重なるよう注意し固定する。


【重要POINT】取付時の注意点


● 敷居と鴨居の位置関係:垂直に真取り付け、ズレを防ぐ。

  →窓枠のサッシを基準に、上下に同じ厚みの木材などを当て取り付けるとズレが出にくい。


● 隙間は最大でも3cmまで

  →間をあけすぎると窓との隙間が広くなり、子猫などは出てしまう恐れがあります。


● 敷居(下)と鴨居(上)を逆に取り付けない  →敷居は溝が浅い方です。






5.建具「格子柵」の制作

1)横:窓枠を採寸し、片方の窓の幅に合わせる(例:860mm)

2)縦:取付けた敷居~鴨居の内側(有効縦寸法)を採寸(例:1018mm)

3)40mm×16mm×2,000mm(胴縁用)をカットする

・横枠用:長さ=860mm....2本(上下)

・縦枠用:長さ=998mm....2本(左右)

・筋交用:長さ≒1300mm...1本

格子柵の縦サイズを決定するための計算式と構造の図解写真。上部の鴨居と下部の敷居の溝深さを考慮し、縦枠を「有効縦寸法マイナス20mm」に設定することで、上下に調整の余白が生まれる仕組みを解説している。赤い矢印と「10mm」の強調表示により、部材の重なり具合と取付位置の差が視覚的に示されている。
制作 [2]|格子柵縦サイズの求め方と調整。この「-20mm」の余裕が、現物合わせ調整を簡単にする最大ポイント。

【重要POINT】

● 縦枠寸法は「有効縦寸法から−20mm」とする。  →この設計最大のメリットです。  →この枠の作り方だと有効寸法に合わせ、格子柵自体の縦寸法を1~15mm程度調整できるため、計測や製作時のわずかなズレを吸収でき、致命的な失敗を防ぎやすいです。  →「柵」縦側の全長を出す・調整するためのコツを図解にまとめています。あわせてご参照ください。

●「柵」の大枠を組み、ビスで角4点を仮止めする。


● 実際に「柵」を敷居・鴨居に入れ、動作確認・微調整。


●「柵」を入れたまま端に寄せ、垂直の隙間を無くした状態で「柵」の枠を固定する。

 →この点もお勧めできる点です。建具の水平・垂直を出すのは

プロでも難しい作業ですが、この「現物合わせ」の方法なら、家の壁の微妙な傾きにもフィットし、壁際まで隙間のない、美しい収まりを実現しやすいです。


4)「柵」枠の内側にし、30mm程度(子猫も考慮)のピッチで縦格子を取り付け、筋交(斜め補強)を入れる。

 → 歪み防止のための斜め部材で建具を安定させます。


5)仕上:ヤスリ掛けし、着色。


格子柵の組み立て工程をまとめた4枚の図解写真。
左上:厚み30mmの木材をガイドにして縦格子を等間隔に配置する様子。
右上:完成した格子柵の表面。
左下:裏面に筋交い(すじかい)を斜めにあてがい、カットラインを引く様子。
右下:筋交いを固定した完成後の裏面。
各工程に「ビス打設位置」や「水平に揃えるライン」などの注釈が添えられている。
制作 [2]|縦格子の取り付けと筋交いの固定。30mmの端材をガイドにして等間隔に打ち、裏側から筋交いで補強することで、歪みのない丈夫な格子柵が完成する。

6.バージョンUP・補足

● 「柵」と窓サッシとの隙間対策

 「柵」と窓サッシとの隙間を埋めるため、補材(胴縁用など)を格子柵の枠裏に取り付けます。

 → 隙間が気になる場合や、特に対象が子猫の場合は有効です。

柵と窓を固定するための2種類のバーの解説。写真と図解。
【上段】「柵」固定バー。裏面のバルサ材が敷居の溝に噛み合い、バー自体のズレを防止。柵の横に設置することで、不意に柵が開くのを抑制する。
【中段】「窓」固定バー。サッシのレール長に合わせた端材等を置くことで、柵がない側の窓が開かないように固定した様子。
【下段】それぞれのバーの全体写真。
バージョンUP|固定バー。端材等を使い、柵の横滑りや窓の開放を物理的に抑制。猫の予期せぬ行動による事故を大幅に軽減。

●「窓」固定バーの設置(開閉側)

 窓が開かないように固定しておくと安心です。

 1)構造用合板(18mm部材)を窓幅に合わせカット、ヤスリ掛け、着色。

 2)窓枠のレールに入れ固定(突っ張り棒でも代用可)。

 →窓を開けたい時にバーを外すだけなので利便性が高いです。



●「柵」固定バーの設置(柵のない側)

 柵自体に重さがありますが、固定バーがあるとさらに安心です。

 1)柵のない側の横長さを採寸し、材料(胴縁用)をカット。  →敷居の幅(今回は42mm)に合わせ作成すると良いです。  ※胴縁用(40mm×16mm)が丁度よい寸法なので採用。

 2)木材の中央(長手方向)に、バルサ材をボンドで圧着。

 →バルサ材が「敷居」の溝にはまり、固定されます。

 3)仕上:ヤスリ掛けし、着色。。



|バージョンUP|安心・安全のためのひと工夫

格子柵自体の完成度が高くても、猫が力技で柵や窓をスライドさせてしまう一抹の懸念は残ります。

そこで、余った端材などで「固定バー(つっかえ棒)」を制作します。 「柵」固定バーのポイントは、裏面に敷居の溝に噛み合う材(バルサ材等)を貼ること。これによってバー自体のズレを防ぎ、猫の力による不意の横滑りの懸念を大幅に軽減できます。

※ただし、彼らの執念や知恵は、時に私たちの想像を軽々と超えていきます。 どれほど万全を期したつもりでも過信しすぎず、時折「人の目」で確かめることが、本当の安心・安全につながると思っています。




7. まとめ


普段木工に馴染みのない方は少し手間取るかもしれませんが、あまり完璧を目指しすぎず、できればその過程自体を楽しむ気楽さで取り組んでみてください。

そうすると、少々不格好な部分が残っても、それはそれで手仕事の「味」となり、暮らしの記憶の一部になっていくものと実感しています。

何より、彼らとの安全で穏やかな日々を自ら形にすること。その挑戦自体に、大きな意味があるのだと思います。

タイトルはわかりやすく「猫の脱走防止柵」としましたが、窓辺に設えたこの格子柵は、決して彼らを閉じ込める「檻」ではなく、私たちと愛猫が共に安らぐための、ひとつの「境界」です。

だからこそ、その場所は機能的であると同時に、心地よいものであってほしい。

出来上がった格子の間から差し込む光や、床に落ちる静かな影。

その中でくつろぐ彼らの姿を眺めていると、苦労が喜びに変わる充足感を感じます。 この場所を整えて本当に良かったと、心から。


今回は窓に絞って解説しましたが、この考え方は玄関ホールやバルコニーなどの大きな開口部、逆にもっと小さな窓など、あらゆる「境界」に応用できます。これらの具体例もまた、別の機会に紹介できればと思います。 【この「境界」に向き合う私の姿勢については、こちらに綴っています。

【制作を検討される皆さまへ】 この記録は基本的にはわが家の環境に合わせた、私個人の試行錯誤です。お住まいの構造や愛猫の性格に合わせ、ご自身の判断で安全を確かめながら制作の参考にしていただけると幸いです。 また、個別の相談やサポートはお受けしておりませんが、この記事が大切なパートナーとの暮らしをより豊かにし、穏やかな日々を育む一助となることを願っております。



格子柵の間から差し込む柔らかな光を浴びて、クッションの上で安らぐ愛猫。格子の影が猫の体や床に静かな模様を落としている。閉じ込めるための檻ではなく、安全に、そして心地よく外の気配を感じるための「境界」が完成。優しい時間が流れる。穏やかで幸せな写真。
陽だまりの中で|格子越しに差し込む光、床に落ちる静かな影。その中でくつろぐ我が子。何物にも代えがたい時間です。


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