丙午(ひのえうま)の熱にライドして。―「シン・ゴジラ」と保身の破壊。
- 2025年12月28日
- 読了時間: 3分
更新日:2月15日
2025年の年の瀬。
クリスマスも過ぎ、今年も残すところ3日になりました。 来年の干支は「丙午(ひのえうま)」。
60年に一度巡ってくる、強い火のエネルギーを持つと言われる年です。
その情熱的でパワフルなイメージをテーマに、一つアート作品をと絵筆を取りました。
私はいつも描くときに、考えすぎないように、その時の感覚だけを頼りにするよう心がけています。
そうして無心で筆を動かし、出来上がったのがこの絵です。

描き終えて眺めてみると、なんだか怪獣がいろいろなものをぶち壊していくような、荒々しい絵になりました。
実は先日、今更ながら映画『シン・ゴジラ』(2016年公開)を観たんですよね。
観始めると庵野秀明(総)監督らしいテンポの良さに引き込まれ、ゴジラが暴れまわり、既成概念などお構いなしに全てを飲み込んでいく様には、人のエゴや抗えない無常観を強く感じました。

観終わった直後は「テンポが良くて見やすかった」「古い体質は足かせになるな」といった表面的な感想だったのですが、自分の描いた絵を見て、ようやく腑に落ちたのです。
「固定概念をぶち壊していくあの爽快感に、無意識に共鳴(ライド)していたのだ」と。
伝統や培ってきたものが持つ価値は、決して否定されるものではありません。 けれど、現状を維持することや「保身」ばかりを優先していては、新しいモノは生まれません。
この絵には、自分の中の停滞への苛立ちを払拭したいという願いがこもっている気がします。 そんな思いを抱え迎える、丙午の2026年。
鮮やかな赤が既存の枠組みを突き破っていく。
新しい年へのプロローグ。
失敗を恐れず、保身の殻を壊し、新しいものへ挑戦し続ける。 この年の瀬に、そんな決意を新たにしました。

最後に。この作品を我が家の「お気に入りの場所」に飾ってみました。
実はここ、トイレの一角。後ろにある大きな時計も、手前にある猫をモチーフに石に描いた立体作品も、数年前に私が作った自作の品々です。

数年前の自分が作った「静」の作品たちと、今の自分が生み出した「動」のエネルギー。
新旧の作品が同じ空間で共鳴している様子を眺めていると、不思議と心が整います。
トイレという、一息ついて自分に戻る場所。
ここでこの景色を眺めるたび、「失敗を気にせず、保身の心を壊して新しいものへ挑戦しよう」という決意を、静かにでも確かに思い出すことになりそうです。
2026年、丙午-アートー挑戦。
皆さんはどんな「破壊と創造」を夢見ますか?


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